ドミニオン拡張『暗黒時代』評価レビュー【追加ルールも解説】

屋敷システムを廃止して、廃墟に置き換わった手札とカードの面々は

ごみあさり?ものごい!??

他のプレイヤーに廃墟カードを押し付けまくっておろおろして圧倒的な差で勝つこのドミニオンの暗黒時代の拡張ははっきり言って

ドミニオンを買った初めての人との差が生まれやすいかもしれません。

噛めば噛むほどカードの上手な組み合わせを編み出す頃にはいつものドミニオンのプレイスタイルになっていることでしょう。

ちゅぶ

なれるまではちょっと時間かかるかもしれないけど…

このドミニオン暗黒時代は一言でいうと

いかにしてカードを廃棄して圧縮するかがキーポイントとなっています。

暗黒時代の特徴的なシステム

・呪いカードから廃墟カードに

・サプライ以外のカードが出現する

・屋敷が避難所カードに入れ替わる

おもにこの3点が暗黒時代の特徴的な要素となっています。

廃墟カードで相手のデッキかさ増し

廃棄がテーマとなったこのドミニオン暗黒時代はなぜ廃棄がテーマかというと、この廃墟カードを押し付けまくるアタックカードが多いからです。

図書館跡地:カードを引く

廃坑:+1金

生存者:デッキの二枚を入れ替える

市場跡地:カードを購入

廃村:アクション

 

一見マイナスの要素は無いカードばかりじゃない?

って思ってもこれがまあまあじゃまくさい!

ゲーム後半は間違いなくいらなくなるカードばかりです…

アタックカードだけどきっちり通貨を獲得するカードも

ドミニオンの2番目の拡張『陰謀』でもたくさんのアタックカードがあるが、この暗黒時代の拡張もそれなりの量がある

この2枚もアタックして廃墟を押し付けたりする効果があるが、『略奪品』を得られるカードもある。

ちゅぶ

攻撃しながら使い捨てだが、着実にカードを購入する手段で手堅く攻めるのもまたこの暗黒時代の拡張は楽しいよ

 

カードの効果によって出現するカード

隠遁者から狂人といったような何らかの効果によって狂人を獲得するという具合で獲得できるカードがある。

もちろんカードが増える分自分がほしいカードもすぐ手番に来ないことも考えるので、王国カードの相互作用も考えながら遊ぶ実に上級者向けといった仕掛けである。

屋敷が避難所に入れ替わる

今までは屋敷3枚と銅貨7枚でプレイ開始したが、この暗黒時代の拡張では

避難所3枚+銅貨7枚に入れ替わる。

カードを見てもらっても分かる通り使えるようであんまり使えなさそうなカード達

ちゅぶ

共同墓地の+2アクションがまだマシかなって思うけど…

ドミニオン拡張『暗黒時代』のおもしろいところ

デッキの圧縮をするためにはどうしたらいいか

自分なりの戦法を考えて戦う重要性

銅貨も重要な資源になる

いらないカードがガンガン自分のところに集まってくると思ったようにゲームができなくなるので、『廃棄』できる効果をもつカードをどのタイミングで使うかを考えるのがめちゃくちゃおもしろかったです。

上記の3つについてもうちょっと詳しく深堀りします。

デッキを圧縮するカードがマジで重要!

アタックしながら通貨を得るカードがあるように相手には廃墟カードを与えられて、手番を遅らせたりゲームの中盤以降は断然

銅貨より金貨!

なのでカードを廃棄して+お得な恩恵も受けちゃお!って効果もあるのでそれもうまく使うのが楽しい。

カードの偏りしまくって自分なりの戦法でサプライ切れ勝利を狙う

この暗黒時代の拡張ではその名の通りふさわしいネズミもいるのが特徴的

ネズミを獲得して他の持ってるカードを破棄する

ネズミだらけになるやんけ!!

そう。ネズミだらけでサプライ切れを起こして勝つのです(笑)

狂信者だらけのデッキでキミも狂信者に!

他にも狂信者もアクションを消費せずに狂信者まつりのコンボも狙える。

そこに銅貨や銀貨などが絡めば普通に1ターンでデッキ1周してしまうことも簡単にしてしまう恐ろしい効果

手番が長すぎると流石に嫌がられますが…

普段捨ててしまう銅貨も重要な資源に

『廃棄して~』という文面が多いので、廃棄すると良いことが起こることが多々ある。

もちろん中盤に捨てて終盤に銅貨から金貨だらけにする作戦も

いつ銅貨を廃棄するかが重要だったりする。

マットを配置したりしなくて場所を取らない

海辺のマット類だったり、テーブルでやるにもコンパクトにまとまってたほうが嬉しい

久しぶりにドミニオン遊んで、ランダマイザーで選んでマットを使用するカードに当たったら

なんだっけこのカード…マット?えーっと…

ってなって説明書見るのが手間だと思う派です。

暗黒時代のいまいちだったところ

カードのテキストの量がそれなりにある

屋敷が避難所に変わっても変わらなくても良かった点

上級者と初心者の差が生まれやすい

なによりたくさん文字読んでカードの効果を覚えるのがきつかったです…

ちゅぶ

廃墟のカードも制限なく無数に入れてマウントゲーにしたかった

なぜドミニオン初心者に暗黒時代の拡張はおすすめできないのか

どの方も言われている通りこの暗黒時代は他のドミニオンを触ったこと無い人が1つ目の拡張にすると

テキストの量と効果を読むのにめんどくささを感じてリプレイしない可能性があるからです。

シンプルな+1カードを引く、+2アクションなどぱっと見良さそうなカードを普通に買ってしまいます。

だからこそ初心者と上級者の差が出てしまい勝敗の差が開いてしまうこともありえるからです。

村系のカードが少なくコンボが気持ちよくない

ドミニオン基本を遊びまくった人ならコンボの気持ちよさもこのボードゲームの良さなのに、アクションできる数が少ないカードが多い。

ちゅぶ

山賊の宿営地ばっかり買って略奪品で属州買うこすい戦法ばっかりやってました

ドミニオン拡張暗黒時代の感想レビュー

ドミニオン熱が入ってから

基本→陰謀→暗黒時代

と来ましたが、海辺のステップアップを逃していきなりカオスな暗黒時代に突入しちゃいました

暗黒時代ほしいと思ってても数年前までは2万円とプレ値ついたぐらいだったので、時を待って購入して遊びました

これも暗黒時代だったのかなーって勝手に思ってました(笑)

暗黒時代を購入して遊ぶタイミングについて

暗黒時代はナンバリング通りで買っても全然いいかと思います。

いつも同じようなルーティンのドミニオンは飽きたなーって思ったら買いです。